賀川記念館では大きく分けて2つの事業があり、この2つが一体的に事業を進めています。
① 隣保事業
② 福祉教育事業
賀川豊彦は福祉制度なき時代に、イエスの愛を基盤に、最も小さきものに目を向け、寄り添ってきました。
賀川記念館はこの働きを引継ぎ、社会福祉事業を展開しています。賀川記念館は、先進的な社会福祉実践を行う「隣保事業」と、
賀川豊彦の生涯を通して社会福祉教育を行う「ミュージアム」、現代の課題を研究し情報発信を行う「総合研究所」が一体となった社会福祉施設です。
わたしたちはイエスに倣い、最も小さきものと共に生きるための社会福祉実践や社会福祉教育、調査研究、情報提供等を行い、
すべての人が幸せに生きることのできる社会の実現を目指しています。賀川督明(元館長)はイエス団を「痛みのシェア」と表現しました。
この言葉を胸に刻み、スタッフひとりひとりが自分の抱えている弱さや痛みを自覚し、隣り人が抱える弱さや痛みに共感(コンパッション)
できるように努めたいと願っています。